ランボー

悪貨が良貨を駆逐する★85点(100点満点)

  こうなるのが彼の運命なのか、シルベスタ・スタローンの二大看板作品と言ったら、「ロッキー」シリーズと、この「ランボー」シリーズ。第1作はどちらも良作なのに、2作目以降は時代の要請なのか、エンターテインメント作品と成りはてて、映画マニアを落胆させたシリーズでもある。ところで「ロッキー」シリーズの最新作「ロッキ^・ザ・ファイナル」では原点復帰したのだが、なんでもこの「ランボー」シリーズも「ランボー4」の制作が決まっているとか。これもロッキーみたいに第1作の様に社会派的な作品になるのか、エンターテインメント性の強い作品になるのかは見もの。何になるんだろうね。サブタイトルは。「ランボー 怒りのテヘラン」とか「ランボー 怒りのピョンヤン」とかがオススメ(嘘

▽▼ネタバレあり▽▼


 ベトナム帰還兵の社会からの阻害と、戦場の記憶、孤独、社会復帰の難しさを描いた極めて社会性の高い作品。元グリーンベレー隊員であるジョン・ランボーの社会と交われないその姿を見事に描き出している。彼は戦場ではエリートで、勲章を保有している「英雄」。しかし帰還後は、ベトナム帰還兵は白眼視され、帰還兵の社会復帰を困難にさせ、孤独へと追いやられる。それで些細なもめ事から保安官達との戦闘へとなる。田舎町という絶好なロケーションを用意し、多勢である保安官と戦闘マシーンである元グリーンベレーという構図を作り出して、1対複数という環境を作り出した。続編でも同様だけど、戦闘員である軍隊と、非戦闘員である保安官との対立は、脚本が作り出している世界観への説得力という意味では、段違いのモノがある。

 森林での非正規戦の描写は詳細で、グリーンベレーの特殊な戦闘スタイルを、とても判りやすく描き出している。過度にエンターテインメントに走らず、社会的なシナリオと上手くバランスを取っている。戦闘シーンもグリーンベレーらしく地味ながら効果的な戦い方をしている。後のようにマシンガンをバンバンとぶっ放すとのは違うんですなw ただ、この手の戦争物が好きなら申し分ないけど、玄人好みな作品で、一般ウケはしないと思う。

スタローンの映画って、当たりはずれが激しすぎるね。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ランボー

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://movie.vl0o0lv.com/mt/mt-tb.cgi/107

コメントする

はてなRSSに追加
Add to Google
My Yahoo!に追加

にほんブログ村 映画ブログへ

アーカイブ

Creative Commons License
このブログのライセンスは クリエイティブ・コモンズライセンス.
Powered by Movable Type 4.13