虎の穴からはい出た勇者300人、敵をバッタバッタぶった斬り ★★★ 55点(100点満点)
なんでも海の向こうのアメリカでは大ヒットで、しかもこの映画に対して、ペルシャ帝国の末裔を自認するイラン人がご立腹なのだそうで、見る前からそんなサイドストーリーがてんこ盛りなのがこれ「300(スリーハンドレッド)」。原作がアメコミなんだが、しかも古代史を扱っているという、アメコミというとスーパーヒーローしか思い浮かばない僕は典型的な日本人ですな。
でも、アメコミにしろ古代史をテーマにした映画にしろ、日本での評価っていまいちなんだよね。どちらも日本人になじみが薄いから、まあわかるけどね。個人的に古代史、特にローマ帝国ものとかは大好きで、アメコミもまあまあ観る方なので、とりあえずはOK(なにがや。正直楽しみな一本。
▽▼ネタバレあり▽▼
スパルタという国はスパルタの語源にもなった国で、厳しい訓練を科せられ、使えない子供は谷底に突き落とされるという、まるで虎の穴(ごめんね年齢バレるね)の様な過酷な環境で、成人の通過儀礼として吹雪く荒野に放たれ、一人猛獣と戦い倒して一人前になる、そんな国で、そんな環境で育てられた精鋭 300人がペルシアの大軍と戦うのが唯一のストーリーにして、物語のクライマックス。一応、実話がモデルになっているらしい。テルモピュライの戦い。この戦いは知らんけど。でも、過剰演出です。確実に。
映像は他の歴史物のスペクタクル映画よりもアメコミ的な演出がなされいる。CGフル稼働の他、スローシーンを織り交ぜて緩急をつけた戦闘シーン、見渡す限りの大軍、どう見ても通常のよりかなり大きい象やサイ兵などなるほどこれがアメコミかと判らせる演出。気になったのがグロいシーンが多いんだよね。肉が斬れ腕が飛ぶのは当たり前、首チョンパなんてのも結構あるんですな。アメコミって子供向けだと思ってたけど、大人も観るようになったのかな。思い出したのがシン・シティ。アレばりに過激なシーンが盛り沢山なんですな。っと思ったら、同じ原作者なんですな。
最初は綺麗な映像と派手なアクションで面白いけど、途中から飽き気味に。ストーリーは単調で、基本的には敵と戦うだけ。最初から最後まで一貫して300人の兵士が敵を倒し続けるだけの映画なら、そりゃイラン人も怒るぞ。しかも、スパルタ軍のコスチュームが、兜と盾と赤いマント、その下はブリーフ一枚。これはいったい誰向けの映画ですかと問い詰めたいw要所要所の主にシーンの転換時に流れるナレーションも邪魔。全部それで説明しているじゃん。
悪夢にうなされそう。「わーん、黒いブリーフの軍団が攻めてきた」
きもっ
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