てつじんー てつじんー にじゅうはちーごうー★60点(100点満点)
ディズニーの完全子会社になったピクサーの最新作「レミーのおいしいレストラン」が、公開された。あんまりアニメは観ないけど、ピクサーとスタジオジブリは観ることにしているので映画館へ。アニメマニア向きではないストーリーなので、おっさんも安心。まあ、大人向きとは言えないけれど。今回の作品は、親会社ディズニーの看板キャラと同じネズミ!でも大幅にデフォルメされたミッキーというよりは、ほとんど現実のネズミをややアニメ化した程度のリアルな描写に。このキャラ設定がこの映画にとって致命的になるとは。
この作品にとって最も必要なのは、主人公のネズミの可愛らしさと、作る食事の美味しさの表現。なぜならば劇中でも言及されているように、レストランでネズミは一番の天敵。あってはならないもの。それを場違いな場所に存在させる為には是非ともネズミの可愛らしさは必要で、作る食事の美味しさの表現はこの映画のテーマそのもの。でもね、それがダメ。途中で仲間のネズミ全員が厨房で料理を作るシーンがあるのだが、しょうじき ( ´;゜;ё;゜;)キモーと思ってしまったよ。ミッキーぐらいの可愛さであれば、それはなかったのだろうと思う。だけど中途半端にリアルなネズミに近づけたキャラのため(もともとネズミだからこの表現はおかしいかな・・・・)この部分が上手くいってない為に、ネズミが厨房にいることに最後まで違和感を感じた。もっと、デフォルメしたキャラでも良かったのでは?
この作品を作るために、わざわざフランス料理の講習会まで開いたそうで。でも旨そうではないんだよね。何がっていうと難しいかも。料理そのものの美味しさって、艶だったりちょっとした質感だったり、かなり微妙な色加減だったり。そもそも難しいモノをCGで表現するのは限界があるのかも。この映画のために新しいシステムを導入したらしいけど、それでも美味しそうではない。フランス料理自体がソースがすべてで、見た目がそれほど美味しそうではないというのもあるかも・・・・
▽▼ネタバレあり▽▼
いまは亡き天才シェフグストーに憧れた、天才的な味覚と嗅覚をもったレミーが、ひょんなことから料理がからっきしダメな見習いシェフリングイニの料理を手伝うことに。手伝うと言うよりほとんどすべてレミーの仕事。どうやって指示を出すかというと、シェフの帽子の中に隠れて、髪の毛を引っ張り、ロボットを操縦するがごとくリングイニを操って、天才的な料理を作り出す。
ストーリー上の欠点は、このリングイニ。このリングイニは仕事がないためシェフになっただけで、料理への情熱はほぼゼロに近い。あくまでもレミーの手足の存在。それは物語が進んでも変わらず、最終的には料理を放棄することに。最後までレミーとの友情が芽生えるわけでもなく(レミーは言葉は理解できてもはなせない)、人間とネズミの関係で終わってしまうんだよね。いいじゃん、アニメなんだからネズミがしゃべってもw 妙に律儀なこの設定が、最後までこの作品の出来に影を落としていると思う。
このレミーのキャラはミッキーに配慮したのかな。





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