コメディーの最近のブログ記事

男性ストリップ版ウォーターボーイズ★81点(100点満点)

 「フル・モンティ」は、Yahoo!映画によると、ヒューマンコメディーという位置づけらしい。そのカテゴリーが正しいかどうかはわからないが、正真正銘のコメディーとするには抱腹絶倒ではなく、要所要所で笑わせてくれるものの、ドラマとしてのストーリーもしっかりしていて、単にコメディーとするだけではもったいないとも言える。そこで上に男性ストリップ版「ウォーターボーイズ」と書いたように、ひとつの舞台を完成させるまでの物語なのである。基本的にこの手のコメディーは中途半端で面白くないことが多いのだが、設定が男性ストリップというキワモノのせいか、見る者を最後まで引き込む力を保っているのである。「ウォーターボーイズ」も男のシンクロというキワモノではあったが、主人公が高校生なので、リミットがかかっていた。しかし、こちらは失業中の中年男たち。しかし、そこで下品にならず、卑猥にならないのは監督の力量と出演者の演技力のおかげだろう。

▽▼ネタバレあり▽▼


シンクロというと小谷実可子を思い出す★72点(100点満点)

♪なーつがくーればおもいだすー 年中行事の感もある「ウォーターボーイズ」。フジテレビが制作した映画。テレビ会社が映画業界に参入したことは一定程度評価したいと思う。それ以前の邦画は伊丹作品以外は見られるシロモノではよね。その後スタジオジブリの作品が評判になり、チラホラと観られる作品が出てきた。更にはフジテレビなどテレビ会社が本格的に参入してきて、作品のレベルを上げて選択肢の一つになるまでになった。テレビ会社の参入は少なくともテレビドラマレベルまでは作品の質を高めたと思う。そういう意味ではこの作品は初期の成功を決定づけた作品だと思う。

 この「ウォーターボーイズ」のヒットによって続編ではないけど、女子版ウォーターボーイズともいえる「スウィングガールズ」が制作されることになった。あんまり勧めないけど・・・・

 出演者は妻夫木聡と玉木宏など今を時めく若手俳優が名を連ねている。さらにはコーチ役で竹中直人と役者はそろった!ただ、個々の役者のキャラクターにおんぶにだっこで、笑わせるポイントは少ないかも。ただテンポが良く小粒ではあるがギャグも続くので、全体的にそれなりのレベルの作品に仕上がっている。

▽▼ネタバレあり▽▼


ロビン・ウィリアムズの人の良さそうな顔はそれだけで、かなり得をしてそう★72点(100点満点)

 記憶では「ジュラシック・パーク」で本格的なCGを導入した衝撃の余波が、この「ジュマンジ」をつくったといった感じ。CG時代の夜明けの時代の作品ですな。それだけにまだ映像も完璧とは言えない部分があって、この作品でもCGで作った映像のの荒さを感じる。動きはややぎこちがない。しかしながらそれ以降のCGの可能性を示した、貴重な一歩だったと思う。

 この作品では、良いお父さん(に見える)ロビン・ウイリアムズが主人公。良いお父さんキャラを嫌って「ストーカー 」や「インソムニア」では悪役に挑戦しているけど、やっぱり良い人キャラの方が似合っている気がする。またスパイダーマンのヒロインの若き日(若すぎw)のキルステン・ダンストも出演している。結構ハッキリと面影が残っている。だけど、この、キャスティングは微妙。若い女の子(年頃)が出てこない・・・普段はなんでもロマンスを持ち込むなと言っているけど、いざ出てこないと物足りないね。別に恋愛シーン入れなくても良いけどw。

▽▼ネタバレあり▽▼


いっそのことシュレックの声優を陣内智則にしてみたら★65点(100点満点)

 なんでも前作、「シュレック 2」はものすごい興行成績をたたき出したとかで、この「シュレック 3」が制作されている時点で、「シュレック4」の制作まで決まっているとか。そんな安易なことで良いのかと、この「シュレック3」を観て思ってしまった。CGは金がかかると言うけれど、ハリウッド俳優の高額ギャラと比べたらそうでもないのかな。いまやどの映画を観てもCGで、逆にフルCGアニメの方が安いのかな。関係ないのにそんな皮算用。

 気になったのが、とにかくキャラが増えたこと。1,2からのキャラはほぼ残留。シュレック、フィオナ、ドンキーはもちろん、王・王妃、にピノキオ・クッキーマンをはじめとしたシュレックを助ける脇役、今回は更に白雪姫や眠れる森の美女も本格参戦、更に敵側はチャーミング王子とそれを助ける寓話の悪役達。さらに今回はアーサーとマリーンも加わるから、そりゃもう大騒ぎ。今回でないのは妖精のゴッドマザーくらいでは。これだけ多いとお銀や飛び猿がく加わった水戸黄門一行や、ベジータ達が加わったドラゴンボールの悟空達のようで、もはや身動きするのも大変だ。

 実写ではキャストやセットを豪華にすれば観客は満足するが、この手のアニメだとそうはいかない。映像は元からクオリティーが高いが、1=>2の様な映像技術の発展も期待できない。2ではチャーミング王子のサラサラヘアの映像が一つのウリだったが、もはや期待できないので、本来なら濃密なストーリーにゆくべきところ。だがこの3では肝心のストーリーが前作までと比べてレベルダウンと言わざるをえない。

▽▼ネタバレあり▽▼


 


どーうするー ア○フルー★85点(100点満点)

 フルCGアニメ界に新風を吹き込んだ前作「シュレック」に続いて公開された「シュレック 2」。前作の続編で、前作終了の直後から物語が始まるので、前作未見の人は前作から観るべし。

 続編だけあってそれぞれのキャラの性格づけが確立している。前回は脇役だったおとぎ話のキャラクターが、今回はシュレックをかげひなたに助けるまでに成長している。それらのキャラクターが良い味が出ているのがこの作品の成功の素。個人的にクッキーマンとピノキオはツボ。新キャラクターの長靴をはいたネコのその必殺技(ここではヒミツ)は必見。ややウザめのドンキーへのほどよい中和剤になっている。

 特に今回は、実はパート1の話の裏で、フィオナ姫救出をシュレックに先を越されていたというチャーミング王子が登場。母親の妖精のゴッドマザーとともにパート1の裏話的な展開も堪能できる。このチャーミング王子のいやらしさも計算し尽くされていて、サラサラな髪をなびかせるシーンも、そのイヤミな性格に花を添えている。チャーミング王子、ハンカチ王子、はにかみ王子。なっなんでもない独り言。
 
▽▼ネタバレあり▽▼
 


ニコちゃん大魔王現る★75点(100点満点)

 おそらく歴代映画の主人公の中で一番醜いのがこの「シュレック」だろう。妙にオッサン臭いんだよね。むかしテレビゲームで話題になったシーマン並のインパクトがある。今風に言えばキモカワイイ。

 この映画は、昔からある物語の「決まり事」を逆手にとって徹底的にネタにし、笑いに転化していくのがスタイル。そんな餌食になったのが、おとぎ話の主人公達。誰もが知っているおとぎ話がモチーフになっている。それだけに個々のキャラの存在感は抜群。ピノキオとか三匹の子豚とか、その役回りに何ら説明がいらず、こんな使い方があったのかと感動もひとしお。それぞれの童話の主人公級の「役者」たちが集まり、ボケ役に徹するのだから面白くないはずがない。もう一つの楽しみと言えば、名作映画のパクリをモチーフにしたシーン。これらを散りばめている為に、何気ないシーンにも新風を吹き込んでいる。

▽▼ネタバレあり▽▼


おもしろいコメディアンが二人そろっても、おもしろさが二倍になるわけではない★64点(100点満点)

 劇場の予告編で観て、「これは観なければ!」と思ったが、なんだかんだで観られずに、今回ビデオで鑑賞することに。「隣のリッチマン」という邦題だけど、英語の原題「envy」の方がこの作品にピッタリとしている気がする。おそらくは「隣のヒットマン」にかけたんだろうけど、なんとなくピントが外れている気がする。でも直訳の「妬み」「嫉妬」だと、日本語としてはパッっとしないしコレで良いのかな。原題と邦題は功罪相半ばかな。この話題はまた別の時にでも。

▽▼ネタバレあり▽▼


映画のパロディーてんこ盛り ★★★ 67点(100点満点)

 深夜にやっていたのを録画。観た後の感想をひと言。時代を感じるなぁ~(笑)。そんな時代を感じるのは「ホット・ショット2」。いろいろな映画のパロディーを盛り込んだ、おバカ系どたばたコメディー。ランボーをメインにその時代の映画を数々パクってパロっている。観ていて、そうそうそう言えばそんな映画もあったと別の意味で懐かしい思い出が蘇ってきたw あと時代を感じたと言えば、日本首相訪米歓迎のアメリカ大統領との晩餐会で、刺身を見た大統領が気分が悪くなって、首相のヒザに吐くんだけどw いまの寿司、刺身人気を考えると、まだ生魚を食わないなんて行っていた時代があったのかとノスタルジーを感じたよ。日米の貿易摩擦の最中で、その辺のネタもあり。

 主なストーリーは、湾岸戦争のイラクで捕虜となったアメリカ軍特殊部隊員を、チャーリーシーンが演じる主人公が救出に赴くというもの。すごいのが、ナンセンスギャグの連続なのに、すべてに金がかかっているということ。数多くのギャグ盛り込まれているんだけど、そのギャグ一つ一つが凝っているんですな。サプライズゲストも盛りだくさん。驚いたのは、本物のランボーにも出ている、リチャード・クレンナ(ランボーの上官役)が同じく出ていること。それってアリなのか?w

 

 ▽▼ネタバレあり▽▼ コメディーはネタが命なのでネタバレなし。


すべてにおいておしい映画 ★★★ 60点(100点満点)

 このブログでもたびたび書いているが、映画の善し悪しを決める大きな要素が脚本の出来。しかし、映画の作品としての出来が必ずしも脚本の出来に直接影響しないのが難しいところ。たいていの場合、監督の手腕によって、その映画自体の評価が決まる場合が多いので、どうしても監督の影に隠れがちなのが脚本家の宿命。それでも脚本で客が呼べる希有な存在の一人が、この映画「69 sixty nine」の脚本家である宮藤勘九郎。

 ちなみにタイトルの69は1969年のことらしいが、別の意味ではと勘ぐってしまうのは作品に数多く盛り込まれる下ネタのせい。その下ネタのレベルが主人公である高校生レベルなので、正直僕には楽しめない。下ネタに限らずこの映画には多くのネタが盛り込まれているのだが、こうした対象年齢限定のネタも数多いため、1969年に生まれておらず、しかも高校生でもない僕のような存在には消化不良だ。1969年に高校生だった人がいたらその評価を聞いてみたいモノ。この消化不良の原因は単に僕向きのネタ不足から来るだけでなく、主人公の妻夫木聡と安藤政信の配役のせいだと思う。

 先に言っておくと、二人の演技が悪いわけではない。むしろ演技は良く、しかも安藤の九州なまりの強いセリフは賞賛されるべきと思う。ただ、二 人 は 爽 や か す ぎ る。下ネタをやってもイヤラシくないのだが、その分あっさりと流れてしまう。それを補うためかより過激な表現を使っているがそれすら軽く流してしまうのが二人の存在。その辺が面白い感覚を作り出しているのもこの映画の特徴。

▽▼ネタバレあり▽▼


ジャック・ブラック+プロレス。おもしろ要素満載なのになぜかつまらない ★★ 35点(100点満点)

 劇場で見たいと思って見逃した映画「ナチョ・リブレ 覆面の神様」。結果としてそれで良かったかなと。ジャック・ブラックは日本ではまだ人気が今ひとつかもしれないけど、アメリカでは客が呼べる俳優として引っ張りだことか。その魅力はルックスであるはずはなく、そのキャラクター。その嫌みのないコミカルな演技は、ライバルの少ない分野でw、昔で言えばエディー・マーフィーのポジションですな。どこにでも良そうなデブの悪ガキを大人にしたような感じで、本作のようなコメディーにはもってこい。大作にも出ているけど、彼のキャラが活かされずに、逆にキャラが濃すぎてあんまり好きではないですな。

 そんな、ジャック・ブラックが主演のコメディー、しかもプロレスモノときたら、面白くないはずないでしょう。ルックスはまさにプロレスラーって感じだし。

▽▼ネタバレあり▽▼
 


世界には二種類の人間がいる。この映画で笑える人間と笑えない人間の二種類だ。 ☆ 3点(100点満点)

 年に2.3本しか出さないと言った最低ランクの☆の作品を一週間のうちに二作品、しかも日本で大物とされる芸人がつくったコメディーでこの評価がでたから驚きだ。正直「監督・ばんざい!」を観たときに、これほどひどい映画はしばらく観ないなとタカをくくっていた。しかし、「監督・ばんざい!」を観ておいて、「大日本人」を観ないと後悔することになりそうなので観ることに。

 この映画を観た感覚は海外の映画館で一人で鑑賞したときの感覚にとても似ている。日本国内でも構わないが、外国人と映画(特にコメディ)を観ると笑いのタイミングがかなりズレることになる。劇場の中でポツンと一人だけ笑えない。お笑いは特に文化的な背景があるので、国が違うと笑いのポイントもズレてくるんですな。そんな異文化体験をこの映画で得るとは露ほどにも思わなかった。ただこの映画では笑っていた方が少数だったが。
 中程度の広さで一人だけ爆笑し続けている人がいた。どこからともなく聞こえてくる笑いは、お笑い番組に入れるスタッフの笑い声みたいなものかと思ったよ。笑いのポイントがズレるのは単に感性だけでなく、共通の歴史や思想などがあってはじめて笑いという感覚を理解できるから。そう言った意味では、僕と松本人志には共通の世界観というものがなかったに違いない

 この笑いの世界はかつてフジテレビで放送していた、「ごっつええかんじ」そのもの。あの番組で繰り広げられた、松本人志ワールドの映画版と思ってもらえればいいと思う。ただ問題は、映画ということとそれに伴って、上映時間が約2時間あるということ。「ごっつええかんじ」にはこの映画と同様のシュールなコントもあったが、せいぜい3,4分程度のモノ。番組内でいろいろなタイプのコントがあるからこそ、それぞれのコントにメリハリがでて、その作風が際だつのである。で、シュールな作品を2時間流されたらどうよ?

法事の僧侶の読経並に退屈な2時間だった。。。。

▽▼ネタバレあり▽▼


問題はこのつまらなさが意図したものかどうかというところ ☆ 5点(100点満点)

 前作TAKESHIS'に引き続いてかなりの実験的な作品で、コメディアンであるたけしの本領発揮のできる映画である(ハズ)。

 まず、この映画の間口が極端に狭い。たけしがすごく好きだとか、北野映画のフリークだという人以外は観ない方が身のため。その上で入場料はもとより上演時間を無駄にしてもいいという人にはもってこいの映画。北野映画好きなので、ついつい怖いモノ見たさに・・・・・(「みんな~やってるか!」は未見だけど) 。

 ところでビートたけしのコントを観たことあるだろうか?「オレたちひょうきん族」ではなく、たけしが考えたコント。あれを面白いと感じる人にはこの作品は面白くてしょうがないだろう。この映画は真に北野流ギャグのオンパレード。今回の映画の数々の要素はかつて自らの番組などで口にしている物で、それを映像化した物と言えるだろう。個人的にはトークは評価してもコントは楽しめたことがないので、観ていてストレスがたまる映画になった。

▽▼ネタバレあり▽▼


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