ジャック・ブラック+プロレス。おもしろ要素満載なのになぜかつまらない ★★ 35点(100点満点)
劇場で見たいと思って見逃した映画「ナチョ・リブレ 覆面の神様」。結果としてそれで良かったかなと。ジャック・ブラックは日本ではまだ人気が今ひとつかもしれないけど、アメリカでは客が呼べる俳優として引っ張りだことか。その魅力はルックスであるはずはなく、そのキャラクター。その嫌みのないコミカルな演技は、ライバルの少ない分野でw、昔で言えばエディー・マーフィーのポジションですな。どこにでも良そうなデブの悪ガキを大人にしたような感じで、本作のようなコメディーにはもってこい。大作にも出ているけど、彼のキャラが活かされずに、逆にキャラが濃すぎてあんまり好きではないですな。
そんな、ジャック・ブラックが主演のコメディー、しかもプロレスモノときたら、面白くないはずないでしょう。ルックスはまさにプロレスラーって感じだし。
▽▼ネタバレあり▽▼
ジャックブラックが演じるのは、孤児院で働いているドジな修道士。その彼が覆面でプロレストーナメントに参加し、よりよい夕食の為にそのファイティングマネー(正確には負けてももらえる出演料のようなモノ)を獲得しようと奮闘するコメディー。タイガーマスクをメキシカンにした感じ(虎の穴はないが)。しかも、舞台はメキシコでラテンな登場人物までいたら面白くない要素がないはずなんだけど・・・・・
なぜつまらないかというと、そもそもギャグが少ない。主なシーンは孤児院とプロレスのシーン、孤児院のシーンは孤児達とのふれあいがメインでまさにハートフルな場面、尼さんとの淡い恋もあり、ギャグを盛り込めていない。上司の司祭との絡みに一部ギャグがあるが、そもそも絡み自体が少ない。もう一方のプロレスシーンでは、制作者サイドではドタバタな笑いを提供している気になっているようだけど、プロレスシーンはプロレスシーン。相撲の初っ切りほどの面白さもなく。相手キャラもほとんどノーマルで面白さに欠ける。全体的になぜか笑いに対して抑制が効いている。それは孤児院が舞台だからか、メキシコが舞台だからかは判らない。ただ一応、この物語にはモデルとなる人物がいたらしく、その人物に敬意を払うために地味な笑いの提供に終わったんだろうか。
BGMも牧歌的なテーマが始終流れていて、それがこの映画をまったりとした映画にしている。テレビCMで流れたHEROなどの躍動感は全くなし。個人的にはそれを期待していたんだけど。
ジャック・ブラック主演で相撲部屋入門のコメディー映画なんてどうよ?





コメントする