男性ストリップ版ウォーターボーイズ★81点(100点満点)
「フル・モンティ」は、Yahoo!映画によると、ヒューマンコメディーという位置づけらしい。そのカテゴリーが正しいかどうかはわからないが、正真正銘のコメディーとするには抱腹絶倒ではなく、要所要所で笑わせてくれるものの、ドラマとしてのストーリーもしっかりしていて、単にコメディーとするだけではもったいないとも言える。そこで上に男性ストリップ版「ウォーターボーイズ
」と書いたように、ひとつの舞台を完成させるまでの物語なのである。基本的にこの手のコメディーは中途半端で面白くないことが多いのだが、設定が男性ストリップというキワモノのせいか、見る者を最後まで引き込む力を保っているのである。「ウォーターボーイズ」も男のシンクロというキワモノではあったが、主人公が高校生なので、リミットがかかっていた。しかし、こちらは失業中の中年男たち。しかし、そこで下品にならず、卑猥にならないのは監督の力量と出演者の演技力のおかげだろう。
▽▼ネタバレあり▽▼
どの登場人物もお世辞にもカッコいいとは呼べない中年達。その彼らが、たまたま遭遇した男性ストリップへの女性が熱狂する様を見て、自分たちもストリップを行うことを決め、その後紆余曲折し公演するまでを描く。それぞれのキャラクターの持ち味を引き出し、しかもストリップという極端なことを行わせることを納得させるストーリー展開。特にいい加減な性格の主人公以外がストリップを始めるのはかなり面白いところ。脇役がしっかりしているので安心してみられる。
テレビの放映を録画で見たけれど、ラストシーンが黒丸が入っていただけでなく、静止画で明らかにカットされていた。おそらく全裸になったと想像するのに難くないが、それがどのような表現になったかは興味がある。単に見せただけなのか、それとも上に卑猥ではないと書いたが、卑猥な終わり方になったのか、いまの法律や日本のテレビコードの制約では難しいとはいえ、そこはみせて欲しい。どんな終わりかたか気になるところ。
あまり期待していなかったがかなり面白かった一本





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