ポッケモーンフラーーーーーーーッシュ!!! ★★★ 58点(100点満点)
アカデミー賞女優助演賞ノミネートをはじめ、数々の部門でノミネートされた大作.....と思いきや、よくもまあこんな平凡な物語を無理矢理壮大なドラマ仕立てにしたなぁと、ある意味感心した作品。テーマはあるようでなし。メッセージはあるようでなし。タイトルからして「バベル」ですよ。旧約聖書ですよ。アダムとイヴですよ!!ケインとアベル、ソドムとゴモラですです!!そんな話は知らなくても関係なし。
知らない人のために、昔人間はすべて同じ民族で、同じ言葉をしゃべっていたんですな。でも人間の傲慢さが、神の場所まで到達させようと、巨大な塔(バベルの塔)を建築しようとしたんですよ。でそれが神の逆鱗に触れ、人間は罰として人種が分けられ、言葉もお互いが判らないようにしたんです。そう、この映画のテーマは「コミュニケーション」、それが成功しているかどうかは別として。
▽▼ネタバレあり▽▼
物語は別の場所でそれぞれ進んで、それが最後につながる?メキシコ、日本、モロッコで二カ所。しかも、それぞれの時間軸が微妙に異なっていて、それぞれの物語が単純に絡んでます。つか全く別のストーリーだと思っていて問題なし。
「モロッコの片隅で偶然放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、日本孤独な魂をつなぎあわせてゆく」
このコピーに騙された!!だって全然繋がってないんだもん。しかも、タイトルが「バベル」ですよ。壮大なストーリーを期待しない方がおかしいでしょう。
やはり注目は日本編。聾の女子高生を演じる菊池凜子、正直アカデミー賞モノの演技か?とは思うけど、それなりに上手いと思いマスです。問題はこの女子高生の行動が奇々怪々、意味不明、驚天動地、空前絶後。耳が聞こえないことにより、父親は元より、周囲とのコミュニケーションが難しく、フラストレーションがたまって、奇怪な行動に走らせるのは判るんだけど、いくらなんでもいねーよwあんな女子高生。ノーパンで、遠くに座っている男子高生に具を見せて挑発したり、歯医者の治療中に一世風靡の演じる歯医者にキスして怒られたり、訪ねてきた若いイケメン刑事の前に突然全裸で現れて挑発したり。もはや変態のレベル。日本人役者の演技は上手いんだけど、セリフや設定が問題外ですな。セリフなんて英語を直訳したような日本語で、よくあのセリフであそこまで演技ができたなと関心っす。
なんだか、それぞれのショッキングな行動を意味ありげに起こして、結局上手くまとめられなくてバラバラのままという表現が正解かも。日本編が一番メインストーリーに関係がないけど、一番制作者が述べたいことを描いている気はしたよ。上手くはないけど。あと唯一気に掛かるのが最後に凜子が刑事に送った手紙。内容は何だろ、それだけが気になった。

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