超デラックス版海猿★67点(100点満点)
面白そうと思っても、その「守護神」というタイトルで見に行かなかった作品。なんで「神」なのか?原題が「The Gurdian」で、「神」が付くのは不自然な気がした。でも最後まで観て納得。
「『海猿 ウミザル』のパクリだ!」という議論があったとか。確かに似てますわ。結論から言うと僕はこれはクロだと思う。全体的に似ているのまではわかる。もし、沿岸警備隊の救難チームの映画を作ろうとしたら、同じような発想が浮かぶだろうから。だけど、いくつかのシーンでは「海猿 ウミザル」に酷似している。これらは観ないと判らない部分で。一つならまだしもいくつかあると、クロだと言わざるを得ない。
▽▼ネタバレあり▽▼
ただ全体を観て、映像、ストーリー、演技どれをとっても「海猿 ウミザル」よりも上だと評価するべき。「海猿 ウミザル」の青春映画崩れのような青っぽさはものの見事に消えている。これは主人公が教官役のケヴィン・コスナーであって、訓練生のアシュトン・カッチャーではないから。しかしながら恋愛色だけは消せなかったのか、海猿でいう加藤あいバリの恋人も登場する。お泊まりして翌日の訓練に遅刻するというのはこの手の映画のお約束なのか。
この作品は見ていて本当に長く感じた。上映時間約2時間20分というのは昨今の映画と比べて取り立てて長いわけではないが、ケヴィンとアシュトンという二人の視点のシーンに加えて、アシュトンと恋人との恋愛シーンも盛り込んでいて、詰め込みすぎの感が否めない。もう一つ長く感じさせるのは、話の一つのピークである学校内のでの訓練シーンが後半までずれ込んでいて、学校を卒業してラストシーン迎えたと思ったら、まだ続きがあるのかと観る側に思わせてしまったことにあるだろう。
冒頭とラストの海での救援のシーンは特筆すべき。その圧倒的な映像の迫力は、他を寄せ付けない。某「海猿 ウミザル」のような海上保安庁全面協力の下での、凪いだ海での救出シーンとは全く別物。このシーンを観ただけでも、この作品を見た甲斐があったと思える。
全体的に質が高い映画ながら点数が低いのはその冗長なストーリーのせい。もう30分カットすればかなり良い映画になったことは間違いない。ところでラストシーンはどうだろう。あれは感動的なんだが、少し綺麗すぎる気がした。死を賭して救出しても汗くさい映画になってしまうからあれで良いのかな。
日本人が作ると感動させようという映画になってしまうのは、受け取る側の日本人の気質にあわせてなのか、制作者側の問題なのか。
- 海猿へのリンクはコチラ





コメントする