m9 ΘoΘ)本作のハーマイオニーがかわいくないと思ったあなたは、真性のロリコンです★92点(100点満点)
第5作まで観てこの「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」が一番良い出来ではないかと思う。1.2作とは監督とは監督が交代し、新しい作風になっている。かといってすべて変更というわけではなく、良い部分はそのまま引き続き、悪い部分はバッサリ切っている。クィディッチとか。
まず見て驚くのがハリー達が成長していること。まあ育ち盛りの伸び盛りだし。ハリーだけでなく子供達は全員でっかくなったちゃった。前作から2年だから、当然と言えば当然だが、第一作と第二作の間でほとんど変化がなかっただけに、おじさんちょっとビックリ。このまま行くと最終話が上映される頃には中年になっているかも。冗談はさておき、成長が著しいのは確か。それと関係があるのかないのか、全作までのファンタジー少年学園モノの作風から、やや大人びた高校学園モノくらいまでに発展している。
もう一つ大人向けになった理由は、このシリーズから完結に向けた、あえていうならヴォルデモート編とも言えるような連続シリーズが始まっていること。シリーズで重要であろうシリウス・ブラックなどが本作から出てくることになる。これらの関係は押さえておかないと、後のシリーズを見るときに訳がわからなくなる可能性があるので、注意して見られたし。
▽▼ネタバレあり▽▼
シリウスとは何者なのか、ハリーとの関係については本作で明らかになるが、実際の活躍は本作以降のシリーズから。それでもそれほど尻切れトンボの様な感じがしないのは、他に本作だけで完結するストーリーを仕込んであるから。最初は地味で見過ごしてしまうような描写なのだが、最後まで見て「ああこれか」と言えるような仕掛けを散りばめているのがこの作品の秀逸なところ。見るからに何かあるとは思ってたけどね。
ただ全体的に見てストーリーが難解。原作からこうなのか、映画で描写が甘いからなのかは不明。特に吸魂鬼(ディメンター)の存在が初回観たときはよく判らなかった。敵なのか味方なのか意志を持っているのか単なる霊魂なのか。また、この頃から登場人物が増えてきて、その人間関係に留意が必要。この出演キャラクター達はどんどん増えていく一方なので、キチンと押さえていかないと次回作を観ても何が何だか判らないという風になりかねない。しかも子供キャラ達は成長しているので、なかなか難しい。
ストーリー展開のテンポもよく、終盤になるにつれ二転三転し、小気味が良い。前作までと違い予定調和を排除していて、観る側の期待をいい意味で裏切ってくれる。最後まで目が離せない。ただ、児童文学でありながら、子供達がどこまで理解が出来るかは疑問。その一方で大人でも十分見応えがある作品に仕上がっている。ハリーも前作までの観ているこっちが歯が浮くようなキャラから一人前の主人公生まれ変わっている。
コレでラストかと思った後に、意外な展開のラストを用意し、しかも短時間で旨くまとめ上げている監督の力量は大したモノ。





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