いい映画はやはりいい。古典的パニック映画の名作★72点(100点満点)
何回もテレビで放映されている「ジョーズ」。だけど、まともに見たのって今回が最初かも。続編との混同もあるし、サメが襲ってくる記憶しかなかったけど。再度見てみて、しっかりとした作りの映画だと再確認。
肝心の巨大ザメのアップになると、その作りには時代を感じショボく見えるのはしかたがないところか。ただサメそのものの映像よりも、これからサメが襲ってくるというシーンの盛り上げ方・演出はすばらしいモノがある。誰もが聞いたことがあるだろうジョーズの音楽も、迫ってくるにつれて大きく・テンポも速くなってきて、受け側を自然と緊張感を持たせることに成功している。映像も様々なカットを駆使している。特に海水浴客を水面下から撮った映像はサメからの視点となっていて、これまた恐怖を与えている。
▽▼ネタバレあり▽▼
「サメなんだから海に入らなければいいのでは?」という問いにも、脚本が上手く応えている。遊泳禁止を申し入れる保安官、海水浴場への風評被害を重視する市長の葛藤が活きている。今の時代でも面白いと感じられるのはなんだろうか。それほど早いとは言えないテンポも、適度な間となって物語の進行にメリハリをつけているのだと思う。
それにしてもそれほど深くないストーリーの映画を、おもしろく、サラッっと撮ってしまうスピルバーグの監督技術はすごいね。あまり奇抜なことはしないんだけど、王道的な安定感がある。脚本や俳優の個性をダメにするって批判もあるけど、みんなが判るようにかみ砕く技術かなと解釈している。
誰かネタで松方弘樹主演で、ジョーズに日本版リメイクを作らないかな。





コメントする