時代劇の最近のブログ記事

気がつけば山田風太郎★33点(100点満点)

 なぜだか勝手に「魔界転生」の原作者を小松左京だと思いこんでいた僕。話がつまらないなぁと思っていると、原作者が山田風太郎であることが判明。どうも個人的に山田風太郎はダメなんだよね。時代劇ファンタジーとも言えるような作風が。全体的に悪くはないんだけどストーリーが引っかかってくる。時代劇というより和製オカルトだけど、物語が後半になるにつれグズグズに。

 所々の映像は見るものがあると思う。冒頭の島原の乱のシーンはかなり大がかりで、攻城シーンをここまで忠実に再現した映画は記憶がない。鷹狩りのシーンとか、紀州の軍勢が江戸に上ろうとするシーンもかなり忠実ではと思う。それだけに、ストーリーが残念でたまらない

▽▼ネタバレあり▽▼


金髪の座頭市に違和感がない人なら楽しめる作品 ★★★★ 80点(100点満点)

 北野監督の作品は元々クセが強くて観る人を選ぶと思う。独特な演技と間、キタノブルーと呼ばれた色遣いと、全体を闇が覆ったようなストーリー。客が入らないとテレビで嘆いていたが、大衆向きな映画ではないので、どこまでネタなのかは判らないが。その中でこの作品は比較的大衆的な作品。独特の間はあるものの他の作品と比べて薄く、他の作品と比べて入りやすい構成になっている。

 北野監督にとってこの「座頭市」は初の時代劇作品でり、公開前(公開中?)に松方弘樹と千葉真一が「時代にこびた時代劇は作るべきじゃない。妙な時代劇が定着してしまうのは恐ろしいこと」発言し、物議を醸した作品。千葉御大は「キル・ビル Vol.1」にも出演していて、「時代に媚びているのはどっちだ」と失笑を買ったのは記憶に新しい。

 座頭市は故勝新太郎の代表作であるがそれを知らない大部分にとってはあっさりと受け入れられるのではないだろうか。新しい時代劇を作ると豪語したなりに、悪い意味での時代劇での定番は徹底的に排除されている。座頭市という剣客が大人数の敵・刺客を同時に相手にするための合理的な殺陣も用意されている。間違っても敵に囲まれて、「志村うしろー、うしろー」と言われてしまうような殺陣ではないのだ。動きも素早く斬新と言えるだろう。

▽▼ネタバレあり▽▼


船頭多くて船山に上る ★★★ 58点(100点満点)

 テレビシリーズでおなじみの「鬼平犯科帳」の劇場版。何がすごいって、レギュラーメンバーに加えて、岩下志麻、藤田まことなど豪華なキャストが揃い、TV版のレギュラーで亡くなった江戸家猫八や高橋悦史がこの作品に出演している。ゲストの道場六三郎はご愛敬。

 ベースのストーリーがしっかりしているので、安心して楽しめる。「その割に評価が低いのはどうして?」という疑問はごもっとも、どうして66点かというと、上記のキャストの豪華さがすべてだから。

▼▽ネタバレあり▼▽


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