スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 特別編

コーホーコーホー★97点(100点満点)

 一応の目安として、年に数個のはずの★★★★★評価を、年に2~3しか出さないと宣言したのに、結構でてるじゃん!ってお思いのあなた。正解です。でも、年に2~3というのはその年に公開された作品に対してであって、過去に公開された作品はもちろん別。つまりは、名作と呼ばれる映画を紹介し続ければ、理論的にどんどんと★★★★★の作品が増えるです。でも、どうせ紹介するならおもしろい作品でしょ。つまんない作品を紹介しても、地雷よけでしかないわけで。でもブログ的にはそんな地雷作品の方が書きやすかったり。で、おもしろい作品を量産と考えると名作シリーズのこれ「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 特別編」。特別編というのは「スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス」の公開前にして、旧作品の今でいうエピソード4~6をデジタル化して画像補整し、新しいシーンを加えたモノ。旧作品とは若干雰囲気の変わった作品になっている。

 この作品はスターウォーズシリーズの劇場公開の第一弾。最近の「エピソード1」が公開されるまで、「エピソード4」の表記はなく、ましてや「スターウォーズ帝国の逆襲」が公開されるまでは、「新たなる希望」の表記もなかった。時系列的にはこのエピソード4~6はエピソード1~3の後になるが、公開は先。もし、スターウォーズシリーズを全く見たことがないという人がいたら、このエピソード4から見ることをお勧め。

 特撮はもちろんCGなどない時代。それを考えると、この映画を作ることがいかに大変だか判るというもの。すべてにおいてこの映画は斬新。キャラクターやマシン、艦艇などのデザインは無機的で今見ても斬新。とても30年前の作品には見えない。それ以降のSF映画が似たようなスタイルになったり、映画以外の分野へも多大な影響を与えたことを考えると、映画史上もっとも評価すべき作品の一つだとおもう。

▽▼ネタバレあり▽▼


 この作品はジョージ・ルーカス監督が好きだった黒澤明の「隠し砦の三悪人」がモチーフになっているという。なるほど、男勝りの姫君が出ていたなぁと思い出す。しかしながら参考にするだけでなく、自らのモノに作り直し、高い完成度に昇華させる監督の力量はさすが。ドロイド二体も当時の特撮技術から考えるとあれだけユニークなのができたなと関心。スターデストロイヤーなどの宇宙艦艇も最新作でも当時のデザインからほとんど変更なくても違和感がないのは、その完成度の高さの所以だろう。

 ストーリーは説明しないが、旧作と特別編の違いを少しだけ、先に書いたように一部シーンが新しく作成したCGグラフィックも含めて追加されている。個人的にはこのCGは評価しない。確かに当時の特撮技術では難しかったものを今の技術で補いたくなるのは判るが、元々の作品の質は極めて高く、また新しく追加されたCGが必ずしも元の作品にあったモノではないことを考えると、追加しない方がよかったのではと思う。特別編は全体的にエピソード1を意識した作りになっていて、話が難しいとカットされた部分などが復活している。旧作は完全なエンターテイメント作品だったのに対して、特別編はより細かい設定を描き出していて、物語の進行スピードもSFアドベンチャー作品よりも、スペクタクル作品の間に近い気がする。それだけに未見の人は旧作から見た方がいいと思う。特別編から観ると難しいかも。ただ、一度見た人なら特別編は飽きさせずに、新しいスターウォーズの側面を見せてくれると思う。

 あまり長くなるとイヤなので、続きは帝国の逆襲のエントリーで。

 デス・スターに陣取る帝国軍の総統役のピーター・カッシングが渋すぎる

     
  • スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 特別編はコチラ
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  • スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 特別編はコチラ

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