この映画の主役はアナキン?いえいえジャンゴ・フェットです★60点(100点満点)
いよいよ物語の核心へと進む「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」。やっとこさアナキンも成長してジェダイになるべくパダワン(修行者)として師オビ=ワン・ケノービの下で行動している。新三部作のなかの中間作なので、当然結末は持ち越し。その為に作品単体で見ると物足りないのは、三部作の第二作の悲劇かな。もう一つこの作品の評価を下げているのは、アナキンとパドメの恋愛パート。物語の進行上必要とはいえ、この部分はスター・ウォーズを見に来ている観客には必要がない部分だと思う。
もっと詳しく言えば、この作品には恋愛パート以外の部分のストーリー性が希薄だということ。のちのクローン戦争と呼ばれる戦闘が始まるのが、この作品の最も終盤と言っていい部分からで、それまではこのシリーズのメインとも言うべき戦闘らしい戦闘が僅かしかないのである。「スター・ウォーズ」を見に来て、戦争が無く、主人公がイチャついていたら観客もそりゃ怒るわ。ただ、先に書いたように、続編や旧シリーズ(エピソード1-6)に必要なシーンではあるので、忍の一字で見るしかないのかも。
▽▼ネタバレあり▽▼
エピソード1を見てから真っ先に気になるのはアナキンの急成長。やや若さが残るとはいえ、完全に子供だった前作からすると、子役がオサーンに鳴ってしまったくらいの衝撃があるのである。しかも相手のパドメが全く変わらないから、その差が歴然なのである。
物語冒頭に襲われたパドメに、パルパティーン議長の薦めもあり警護することになったアナキンは、パドメの故郷ナブーでより親密になっていく。一応物語の主人公が、本作では作品の大部分の時間をパドメとの愛を育むのに費やすなど、SF映画としてあり得ない設定になっている。その一方で、オビ=ワンは一人けなげに、パドメ暗殺未遂事件の少ない手がかりを元に、亡くなったジェダイの指示で辺境の星でつくられていたクローン軍の存在を察知した。
そのクローン軍のクローン・トゥルーパーが、かのマニアに大人気のボバ・フェッドの親(ボバはジャンゴのこれまたクローン。しかしクローン・トゥルーパーは成長を早めたり、自我を弱くしたりといくつかの改良をしているが、ボバは手を加えていないそのままのクローン)のジャンゴ・フェッドのDNAから作られたクローン。あのトゥルーパーのマスクの下が、じつはジャンゴだったという衝撃の事実。
だけど実は、見所はそれくらいで、あとは物議を醸したヨーダの戦闘シーン。僕も否定派でやぱりヨーダには派手に戦って欲しくなかった。なんだか、殺陣のシーンはもちろんCGのせいか派手さばかりが目についてリアリティーが全くなかったですな。ストーリーも希薄で、CGをはじめとした画像技術に頼り切った、映像迫力の希薄さを感じる結果に。
しかし、キャストが超豪華なんだけど、それにしては役者のキャラが立っていないのは、この手の大作の限界か。





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