知性を削って、オリエンタル要素を追加したレクター★34点(100点満点)
一足先に見ちゃった「ハンニバル・ライジング」。
「羊たちの沈黙 」からのレクターシリーズのファンとしては、是非押さえておきたいところ。「ハンニバル・ライジング」は「羊たちの沈黙
」より前の「レッド・ドラゴン
」よりも更に前の話で、時系列的には
「ハンニバル・ライジング」→「レッド・ドラゴン」→「羊たちの沈黙
」→「ハンニバル
」
の順番になるんですな。
今回の作品はレクターが殺人鬼になった原因、まさにそれをストーリーにした作品です。シリーズ未見の人は、公開順
「羊たちの沈黙 」→「ハンニバル
」→「レッド・ドラゴン
」→「ハンニバル・ライジング」
に見ることをオススメ
▼▽ ネタバリ有り ▼▽
「羊たちの沈黙」がヒットしたのは、ひとえに主役であるハンニバル・レクターのキャラクターでしょう。極めて高い知能と教養を持ち、気品さえ感じるその様が、猟奇的な殺人を平然と行う闇の部分との対比がそれまでないほどに斬新だったんですよ。
今回の「ハンニバル・ライジング」は、そのレクター博士が幼少期の普通の少年から、いかにして殺人鬼になったかを追いながらストーリーが進んでいくのだけど、知性を感じない・・・・・ しかも、なんとなくレクターが正義っぽい作りに。
また、ストーリーの中心人物の一人に、レクターの叔父の妻である日本人のムラサキ夫人がいるのだけど、例のごとく日本描写が日本人には微妙なんだよね。しかも、ストーリー上において、ムラサキ夫人が日本人であったり、日本的なテイストをストーリーに入れる必然性が全くない。想像するに映画興行上のマーケティング的な理由と、映画内の日本刀を使って首を刎ねるのに必要なのと、兜の頬あてをレクターがはめてみるシーンが、前作などの拘束器具であるマスクにイメージがかぶるから必要だったのではと推測。
作品自体はシリーズのファンから見ると微妙。ヒマなら見てみるのも良し、テレビで放映されるのを待つのも良し。アメリカでは公開三週目で圏外に消えたとさ。めでたしめでたし。





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