マイアミ・バイス

マイケル・マンの作る映画は渋すぎる★85点(100点満点)

 リアリティー原理主義な僕にとっては、このマイケル・マンは神のような存在。もうちょっと、エンターテインメント性を求めても良いのでは?と思うところもあえて我慢。と言うわけではないが、その派手さが無いところがこの監督の評価を分けるところ。この「マイアミ・バイス」もその一つ。もともとはアメリカのテレビドラマシリーズのモノ。その監督をつとめていたのがマイケル・マンで映画化で白羽の矢が立ったとか。いつものことながらテレビドラマ版は未見。でもテレビ東京で流れてるのをチラっと見たときは、テレビ版の主役2人はそれほどイケてなかった気がするけど気のせい?

 主役は「アレキサンダー」でアレキサンダーを演じたコリン・ファレルと「ドリームガールズ」や同じマイケル・マン監督の「コラテラル」が出世作になったジェイミー・フォックス。コリン・ファレルは「アレキサンダー」では頼りなかったが、本作では一線の覆面捜査官。ジェイミー・フォックスも「コラテラル」では主役のトム・クルーズがダメすぎな作品の中で奮闘してたけど、その甲斐があってか本作では主役の1人に。

▽▼ネタバレあり▽▼


 とにかーく作品全体が渋い。正直もう少しエンターテイメント性を持たせても良いと思う。ただ地味ながら高速船やプライベートジェットを駆使した麻薬の輸送シーンや、お得意の銃撃戦はこれだけでも見る価値有りの豪華な演出。拉致された仲間の救出の為にトレーラーハウスを襲撃するシーンも外連味が微塵もなし。ただどうなんだろ。こんな状況で覆面捜査官自身が行動を起こすのだろうか。二人とも動きが特殊部隊並みにリアルだし。ただアメリカの警察官はここまでの訓練をするのか率直に疑問。

 「SAYURI」とか「ハンニバル・ライジング」で妙に日本人役が多いコン・リーだが、本作ではキューバ出身の移民で、麻薬王の愛人の役を演じている。でもなんでコン・リー?この人はアメリカ人に人気があるのだろうか。アメリカ人の好むアジア人には特徴があって、日本人からすると「うーん・・・・」というのが多いけど、この人も日本人が好きな顔ではないよね。それはともかく、どうしてこの役をコン・リーにしたのかは疑問。コリン・ファレルと恋に落ちるんですよ!潜入捜査官って対象者とそんな仲になったりするの?なんか、本気っぽかったし。恋愛シーンは丸ごとそっくりコン・リーを含めていらなかったと思う。それよりもジェイミー・フォックスの彼女をもっとクローズアップしてくれよん。可哀想なコトになっていたけど。

この渋すぎる演出は好みが別れると思う。僕みたいに好きな人にはハマる映画。

 麻薬王がアラブ人っぽかったのがすごく気になった。

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