ティアーズ・オブ・ザ・サン

ダイ・ハード4として企画して作られたらしいがどの辺が?★30点(100点満点)

 「ダイ・ハード4.0」の公開にあわせてか、続々と、ブルース・ウイルス出演作品が放映される今日この頃。その恩恵にあずかるこのブログはある意味勝ち組。シリーズとか監督とか出演俳優で映画を掘り下げて観てみるのも一興。

 そうしてみるとブルース・ウイルスは個性の強い俳優ですな。正義感はあるモノの、妙に気が抜けていて、なかなか死なないw 今回の「ティアーズ・オブ・ザ・サン」もそんなカテゴリーに加えられる映画かな。

 ネットで仕入れた情報によると、この作品は元々ダイ・ハード4として企画されたモノらしいがどの辺が?それっぽいのがブルース・ウイルス主演というのと上司に必ずしも従順でないことくらいな気が。ダイ・ハードシリーズとの共通点って、見終わった今でもほとんど皆無なんだよね。そもそもこれは戦場だし。作品としては微妙。楽しめるのは最初の30分だけ。あとは盛り上がりの欠いた状況が続く。

▽▼ネタバレあり▽▼


 反乱軍によって無政府状態になったナイジェリアから、アメリカ人医師のリーナをウォルターズ大尉ら米軍部隊が、救出に向かったところ自信単独での救出を拒否、自分の患者である難民の保護を求めたことから、難民とともにカメルーン国境へ向かうことに・・・・

 ストーリーは避難民版「エネミー・ライン」。避難民を含めた民族大移動。大人数での移動なので、たいしたアクションも出来ない。実話でもないのでそもそもこの設定に疑問が残る。医師の意見を受け入れ、避難民とともに移動することになるのだが、命令が絶対の軍人が、このような行動を取るのは疑問がある。医師の意見も一見もっともらしいが、現実問題女性子供を含めた避難民を長距離移動させることはいかに難しいか容易に判るわけで、似非ヒューマニズムの固まりにしか見えなかった。

 案の定、ラスト近くで多くの部下と避難民が命を落とすことになり、作品として後味の悪いモノになっている。途中、前政権の大統領の子供らが避難民に紛れいていることが判るのだが、結局一緒に連れて行くことにし、多大な犠牲を生んだ。どっちつかずの優柔不断な行動で、多くの犠牲を生んだとの誹りは免れまい。任務遂行も達成感もなく、映画としての満足感、爽快感もない。実話ならともかく、フィクションでこんなグダグダな作品を作る意味がわからない。

ブルース・ウイルスにひかれて観ると火傷するぜ。

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