ロボットV.S.ロボットはある意味新鮮かも★77点(100点満点)
もともとタカラの変身ロボット玩具で、アメリカでアニメーション化され人気になった作品の実写版である「トランスフォーマー」。まあ、僕の世代は、そんなおもちゃよりもおそらく一世代前の超合金世代。昔のヒーローモノは(いまもだが)、主人公がロボットに乗り込んで、巨大化した敵のロボットや怪獣を倒すというのが黄金パターン。当時の巨大ロボットはものすごく無骨で、いかにも超合金で作られましたというシルエットになっている。しかもどのへんがどのようにだか判らないが超合金で、トランスフォーマーほどではないが、大体頭部・胸部胴体・足にそれぞれのパーツが分かれていて、それぞれが移動しやすいように、飛行形状(たいていは頭部)のモノや、車輪が付いて陸送型のそれぞれのパーツが、現場まで自走して現場に到着後変形し合体するのが、番組の見せ場なのである。それはアニメや特撮モノの垣根を越えたパターンだった日々があった。僕も大きくなって、さすがにその手のアニメや特撮モノを見なくなってから、それらが進化したのを記憶している。それぞれのパーツに翼や車輪が付いただけだったモノが、より車や飛行機に近いモノから変形するタイプや、更に進化したものでは鳥や猛獣の形状をしたモノが、変形し巨大ロボになったのまで登場したモノを見たことがある。トランスフォーマはそれらのアニメや特撮の商品化ではなくオリジナルだが、それでもそれらの系譜に位置づけられていることは確かで、進化の過程の一つであるといえるだろう。
そもそもロボットキャラクター玩具が先行で、アニメもこの玩具のコンセプトを尊重しているためかロボット自身が意志を持った生命体となっている。オートボット(善)とディセプティコン(悪)に分かれ闘う内容になっている。映画では人間の主人公がいるが、玩具ではもちろん人間はそれを遊ぶ側であるので、映画内のロボット達と主人公の絡みの正否が、この映画自体の成否に関わってくる。結論から言うと、この取り組みは成功。成功の秘訣は主人公の高校生を中途半端にヒーローにせずに、どらえもんののび太君のようにダメ人間にしたところが大きいと思う。
▽▼ネタバレあり▽▼

